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小樽市立西陵中学校の存続を訴えよう!!

説 明

「小樽市立西陵中学校の存続を訴える会」はその名の通り、小樽市立西陵中学校を存続させる事を目的とした任意団体です。

陳 情

「市立小樽西陵中学校」を必ず存続することを求める陳情

小樽市教育委員会は、小・中学校の適正配置計画を検討していますが、JR小樽駅に近い市街地中心部にある「西陵中学校」は廃校せず、存続して小樽市中心地域の歴史と伝統を守る学校教育の場として一層の進展を図るよう要望し、陳情します。「西陵中学校」は、その創立は小樽区時代の大正10(1921)年4月、発展著しい小樽市の中心部富岡町に、区立小樽高等女学校として開校し本年90年を迎えます。戦後の学制改革により新制中学校として再発足しましたが、多年にわたる子弟の教育、進学、スポーツの振興などで、多くの人材を輩出し小樽市及び教育発展のために尽くしてきた伝統校です。

 現在、生徒の通学区域は小樽市中心部の稲穂・色内・富岡のほか、一部緑・長橋地区となっていますが、学校教職担当者はもとより、父母遠の教育に関する熱意と努力で、進学率は各中学校のうちでも第一級と自負するものです。校舎等の建屋は耐震基準をクリアしており、学校位置も眼下にJR小樽駅、中心市街地をはじめ、小樽港を眺望する高台にあり、各教室とも明るく、水泳プールも設置されており、屋外グランド・フェンス等においても3年前に整備し終わったぱかりです。校下の道路状況も車両交通量が少なく、生徒にとって安全・閑静な優れた教育環境であります。

 戦後、全国的な都市スプロール化現象で、一時住宅地が郊外に偏在する傾向にあったものの、近年、市内中心部における高層マンションの林立、交通、生活の至便性から、人口の市街地中心部への帰趨現象を示しております。特に富岡には大型住宅団地が造成され、市内中心部への人口増加が加遠されています。

 本年小樽商科大学が創立百周年を迎えましたが、記念講演(H23.6.17)において早稲田大学教授伊藤滋氏(伊藤整氏ご令息・都市計画担当)が、テーマ「活力ある小樽、北海道をめざして」の中で、氏は小樽活性化構想のなかで《街の中心を占める「富岡町」の重点的整備が大切である》と力説されている。

 近年、すでに稲穂・色内・富岡地域の市街地再開発、都市化の推進、居住環境の近代化に加え、JR小樽駅を含む総合交通ターミナルと至近距離にある富岡は、伊藤滋教授が述べられたとおり、住宅団地造成のほか高層マンション群が建ちはじめ、生活に必要な商業
施設も充実していることから、住みよい小樽市発展への重要なキーポイントとなることが目されています。小樽市の中心部の教育施設である「西陵中学校」は本市の教育振興に寄与する教育の場として最適であり、その重要性は将来さらに高まると期待されます。

 以上のことから、「西陵中学校」を中等教育の基軸とする適正配置統合校として、必ず存続させるとともに、小樽市の発展に寄与する教育が一層高揚されるよう期待し陳情します。