小樽市教育委員会主催 平成24年7月17日
西陵中学校地区別懇談会の記録参考資料
<はじめに>
この記録は、会議参加者で質問を中心にまとめたものです。質問を通して、主張・疑問を少しでも残すための資料として作成しました。すべてを記載できていませんが、おおむねこのような趣旨の意見、質問が出されました。
<副参事> この地区の学校再編は小学校を先行し、一定期間をおいて中学校検討する。平成30年4月に最上小校舎が空くので松ヶ枝中移転する。この時点で3校は残っている。その後、前期再編の終りからここの計画を考える。5年置き再編する。
<PTA> 最終的には西陵中は残るのか。
<副参事> 小学校の再編とその他の状況による。わからない旨の説明
<地 域> 6月の議会で、学校プール施設の質問で、この計画が進むならば、A課長は「西陵・向陽はなくなる」と答弁があった。いつも、最上小への松ヶ枝中移転の途中までしか説明をしない。だから「西陵中はまだある、なくならない」という説明で終わり、質問をかわす。
<副参事> これから話し合いながら進める。いまは決まっていない旨の説明
<地 域> プランは出ているのではないか。6月の議会でも自民市議が「議論して、AがBにひっくり返ることはあるのか」という質問に対し、Y部長は「とりあえずこのプランで進める」と答弁している。ここで、そのプランがどうなるのか、わからないという副参事の説明はおかしい。いつも「皆さんと話し合いながら進めていく」と言う。明確なプランの提示なしに、いつまでたってもすれ違い答弁で、質答が成立しない。
<副参事>南小樽地区との組み合わせでも考えている。 今は示すことができない旨の説明
<地 域>6月の議会で公明市議から繰り返し「松ヶ枝中移転の時、その時、西陵はどうなるのか」という質問があった。副参事の答弁は、「3校は存在する」といった答弁を繰り返している。しかし、その場合には億単位の費用がかかり、最上小校舎に松ヶ枝中と名前を変えた建物ができ、後戻りできないのは明白で、実質決まる重要なポイントである。一度移転したら、西陵の保護者は追認するしかない。これを決めるのは最上小、緑小、松枝中のPTAで、松中PTAもしくは、おおよそ将来の松中PTAになる人たちで、いわば身内の会議で反対となるわけがない。サイコロを振る前から出る目が決まっている。また、最上小に移転が決まるまでの期間、「小学校の懇談会」と「中学校の懇談会」の両方があり、前者では「一定の理解を得ている」と公表し、後者では「西陵はこれからです」と違った説明をしている。
<副参事>その時点で、3校が存在しているとしか言っていない。かかる経費を言う時期でない旨を説明
<PTA> 西陵がなくなったら、菁園に入学させたいのだが
<副参事>菁園中は現在310名です。校区外から約100名来ています。転出は約20名います。手続きは適正に処理され、当事者には、より良い教育になっている旨を説明。
<PTA> 2年前にも説明会に参加した。その時の説明では廃校となる意識が生じなかった。地区別懇談会の記録で「松ヶ枝・最上・緑の合同説明会で、志賀スーパーの向かいの空き地があり、そこに移転をしてはどうか・・・」との発言が書いてある。現実の話となっただが、誰がいったのか? こんな重大なことが、どうして簡単に実現するのか?
<副参事他>その1年前から出ていた。子供の居住から入船寄りが適切である。PTA役員との懇談で支持があった。緑小を直す場市の土地の使用が有効である。測量に入っている。
<PTA>どうして松ヶ枝中を移転してから再編を考えるのか?
<副参事>老朽化が理由。最上小保護者の一定の理解を得られている。最上小が空くので移転する。
現状では決まっていない。理由は言えない旨の説明
<地 域>小学校のプランでは、老朽化で松ヶ枝中の移転は決まっていると書かれている。中学校のプランでは、緑小の移転が決まっていて、最上小が空いている。と理由になっていて、お互いがお互いを助けている構図になっているのはおかしい。
<PTA>親も西陵がなくなることに気づいていない。2年前、最上・緑小・松ヶ枝中の3校PTAを集め、志賀スーパー近くの移転をすでに教育委員会は話している。誰も知らなかったので驚きである。1200万円の測量予算もつけ、知らないうちに進められている。教育委員会の何を信じられるのか、長橋中の説明会では西陵がなくなることを言っている。 市教委はその場しのぎで、色々な会場で違った事を言っている。一度、西陵中の残るプランを作ってください。西陵が残る場合には経費はかからない。最上小が西陵中より多少新しいが、最上小の改修にかかる経費を示さなければ納得できない。
<副参事>西陵中が無くなるとは絶対に言っていない。もう少し時間を・・・。
<地 域>(西陵に)最後に廃校を伝えるのはおかしい。この地域での説明、了解の上で進めるべきで順番が違う。結果的に選択の余地がない。市教委の「何も決まってない」といった発言もおかしい。前提条件を変えられないか。
<副参事>シュミレーションしている。現状では示すことができない旨の説明
<地 域> プランの変更はできないのか。
<副参事> (新たな)第6・第7のプランの検討は進めている。示せるときが来たら示す旨説明
<地 域> 西陵には、災害場所の関係で、緊急事態や災害が起きた時に学校給食施設の活用法、火災にはプールの水もあるが。
<部 長> (説明するが)くわしく調べておく。
<地 域> 小樽市は財政難。緑小を建てることや最上を改修することになる。それは次世代に大きな負担となる。将来、子供にも負担をかけることはやめてほしい。これから市民税や消費税の税金も高く、働く場所もない小樽となる。どうしてまだ使える学校があるのに新しい学校を建てるのか。使える小中学校を使うことになっている。小樽市立病院の問題もあり、プランは色々考えて、西陵を廃校にさせるとしか思えない。
<課 長> 色々な財政負担があるが、予算範囲である旨を説明
<地 域> 西陵中の推計生徒数は比較してあまり減っていない。富岡は、日銀官舎跡地の宅地造成中であり、税務署跡地もこれから。利便性、住環境もよく居住者が集まるところを不便にしてしまうことは納税者として納得できない。
<PTA>(市教委に指名されたPTA参加者の発言)西陵が今すぐなくならないことは理解した。ただし、この会議で、志賀スーパー近くの空き地に緑小学校が建つと西陵中が無くなることがはじめてわかった。
<PTA> 緑小PTAから西陵が廃校になることを数年前から聞いていた。緑小PTAでは、西陵に通う予定の子供たちに、違う中学校に行くことを勧める実態がある。
<地 域> 議会でも、K副参事の答弁は不明瞭。教育長も「データとか数字を使って説明しなければならない」、自民市議も「答えないで、適切だ、といいながらバッサリ切るのはだめ」という指摘されている。市がプレゼンするのだから、途中までしか答えず、その先はわからないという説明はおかしい。質問した以上に十分な説明をすることをしなければ納得は得られないであろう。議論を避けているとしか思えない。ともかく小学校と中学校を切り離してまず考えるべき。
<PTA>最近の学校再編ニュースで掲載されている「再編のフロー」をみると西陵の文字がなく、西陵がなくなるとしか思えない。まだ決まってないというならば、誤解を生じるので書き直してほしい。
<副参事>プランの中での結果という部分の内容です。今後どうなるか分からない。西陵や隣接する地域も含め、今後検討したい旨を説明
<PTA>それは西陵中を残すプランをつくるということか
<副参事> この地区、隣の地区を含め、中学校のプランは検討したい。シュミレーションしている。
<地 域>パターンといっても組み合わせは菁園と西陵 菁園と松ヶ枝の2つしかない。1月の意見交換会で「考える」と言ったがいまだにない。プランをもとめる意見は議会でも、何度も質問が出ている。
<PTA>(3校が残り)その後、考えると言っているが、今年から測量調査を開始いるというのは、このプランを実施していることになるのではないか。 (回答はなし)